中古資産を購入した場合:早期の費用化による節税
減価償却とは、資産の価値減少部分を毎年一定額ずつ費用化していくことをいいます。
資産毎に耐用年数が法定されており、その耐用年数に応じて経費計上していきます。
ところで、中古資産の場合は、新品の資産に比べて耐用年数が短く設定されています。つまり、費用化される期間が短いということは、毎年の経費計上される金額が大きくなることとなります。
中古資産の耐用年数の計算方法は、次の通りとなります。
(新品で取得した場合の法定耐用年数を基礎に計算することになります。)
〇 耐用年数の全部を経過したもの
法定耐用年数 × 20%
〇 耐用年数の一部を経過したもの
(法定耐用年数 - 経過年数)+ 経過年数 × 20%
※計算の結果、2年未満のものは2年として計算します。
いかがでしょうか?
中古資産の耐用年数は新品に比べて随分と短くなることがおわかりいただけたと思います。
あくまで「中古資産でも差し支えない場合」に検討の対象となります。
経費計上額が大きくなることによる税金対策のみを判断に、中古資産を購入するのでは本末転倒になります。
耐用年数が短く設定されているということは、実際に使える期間も短い、ということになります。
使用期間、使用頻度、使い勝手等を総合的に勘案してお考えください。
経費計上額が大きくなることによる税金対策のみを判断に、中古資産を購入するのでは本末転倒になります。
耐用年数が短く設定されているということは、実際に使える期間も短い、ということになります。
使用期間、使用頻度、使い勝手等を総合的に勘案してお考えください。