法人税等の申告事績:平成26事務年度
平成26事務年度(平成26年7月から平成27年6月まで)の法人税等の申告事績が国税庁ホームページにて公表されています。
これによると、平成26年4月1日から平成27年3月31日までに終了した事業年度に係る申告について、平成27年7月末までに申告をした法人の状況は次の通りとなります。
申告した法人の件数 | 279万4千件 |
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内、黒字申告の割合 |
30.6% ※4年連続の上昇となっています。 |
申告所得金額の総額 | 58兆4,433億円 |
申告税額の総額 | 11兆1,694億円 |
黒字申告の割合は4年連続の上昇となり、
申告所得金額は、前年度比5兆1,653億円(9.7%)
申告税額は、前年度比2,292億円(2.1%)
の増加となり、5年連続の増加となっています。
申告欠損金額の総額は、14兆4,553億円となっており、前年度比1兆6,809億円(13.2%)増加しています。
源泉所得税等の税額の状況は、16兆6,870億円で、前年度と比べ1兆8,627億円(12.6%)増加し、5年連続の増加となっています。
所得別には、給与所得の税額が4,421億円(4.7%)、配当所得の税額が1兆3,183億円(50.3%)増加しています。
配当所得の税額が大きく増加したのは、法人の業績が回復してきたこと及び、平成26年1月からの10%の軽減税率廃止に伴う20%の本則による税率引き上げ、が要因と考えられます。