2.コンセプトは必要か!?
何のために開業するのか!?
開業の動機は、千差万別です。
医療を通じて地域社会に貢献したい、お金儲け、自分の自由になる時間が欲しい、医療以外の雑事に振り回されたくない…。
動機の内容はともかく、その理由を明確に自身の中に持っておくことが重要になってきます。
思い立ってから実際に開業に至るまでには相当の時間を要します。
その間、様々な課題や問題が生じ、紆余曲折しながらコツコツと進んでいかなければなりません。
軸をしっかりさせていることで、ブレることなく目標をクリアできます。
なぜ開業しようと思ったのか! を明確にすることこそが課題や問題に直面した際の心の拠り所となります。
クリニックの理念 ~診療理念(クレド)~
何のために開業するのか、という自分自身への問いかけとは別に、第三者(患者やスタッフ)に対しては、一緒に働く意義を持ってもらう必要があります。
自分の働きが経営者の私利私欲を満たすものであるとなれば、そこにはモチベーションは働きません。
人間は仕事を通じて自己実現を目指しています。
チームとしてのパフォーマンスを最大限に発揮させるためには、自分の従事している仕事に社会的意義を持たせてあげることが大事になります、
作業に埋没してしまうと単なる労働者に帰結してしまいますが、社会に役に立っているという自覚を抱かせることによって、本人のやる気を起こさせることができるのです。
そうすることにより、誰もが持っている長所を最大限に活かすことができます。
そのためには、診療理念(クレド)が必要となります。
難しい言葉ではなく、分かりやすい言葉で表現することがミソになります。
想い、理想、なりたい姿を伝え、共感してもらうことが大事になってきます。
難しい言葉ではなく、分かりやすい言葉で表現することがミソになります。
想い、理想、なりたい姿を伝え、共感してもらうことが大事になってきます。