5.クリニックの人材活用術
スタッフ教育の重要性
勤務医から開業医になると、他の医療スタッフとの関係が一変します。
勤務医時代はドクターを含めて看護師、医療事務スタッフの全てが病院・クリニックの従業員という立場にありましたが、開業後のスタッフとの関係は労使関係に変わります。
病院のスタッフでいる時には、不平不満は他のスタッフと一緒になって病院にぶつけることができましたが、クリニックの院長になると、全てのことに対してご自身が矢面に立って対応していかなければなりません。
大病院と違って個人のクリニックでは能力の高い人が採用できるのは稀なことです。
したがって、能力の高い人の採用に期待するのではなく、院内での教育訓練を基本に人材育成を行っていくことに注力いただければと思います。
人材は一朝一夕には育ちません。
個性を伸ばし、長所・短所を把握して、前者を最大限に発揮できるような仕組みを創ると、クリニックは健全なものになっていきます。
ドクターを含めスタッフ全員が、お互いを高めあっていく風土を職場の中に熟成していくことこそが、一番の近道となるのではないでしょうか。
個性を伸ばし、長所・短所を把握して、前者を最大限に発揮できるような仕組みを創ると、クリニックは健全なものになっていきます。
ドクターを含めスタッフ全員が、お互いを高めあっていく風土を職場の中に熟成していくことこそが、一番の近道となるのではないでしょうか。