8.基本合意書とリスクヘッジ
契約の手順
契約当事者双方で、事業承継についての大筋が決まれば、「基本合意書」を取り交わします。
譲渡の時期、金額、決済方法等、事業承継の大きなフレームワークを決めて行きます。
また、ディテールについても、できる限り細かく詰めていきます。
但し、引き渡しまでには、まだまだ時間がありますので、この間に発生した事案で、双方で確認しておいてた方が良いと考えられる内容については「覚書」を差し入れることで、「基本合意書」を補完していきます。
同時に、予測されるリスクについても、お互いが合意できる内容で取り決めていきます。
具体的には、税務調査後における増差税額の取扱い、診療上生じた患者とのトラブル等、解決に向けてできるだけ具体的な対応方法を事前に詰めることが大事になります。